我が家は小学校区の端っこで、隣の小学校の方が近い場所にあります。
隣の小学校までは、徒歩5分。
自治体指定の小学校までは、徒歩25分。
子供の足だと30分くらいでしょうか。
校区について
区役所へ相談に行くと、隣の小学校への入学も認められるそうなのですが、
うちは夫とも相談し指定の校区のまま入学させることにしました。
理由としては、
- 中学校の校区も隣の校区とは別になる
- 中学校はどちらも同じくらい遠い
- 指定校区の中学の方が環境が良いと言われている
近くても中学になると学校によりかなり雰囲気が違うとの噂も聞きました。
指定校区の中学は環境が良いらしいと聞いて、
それなら小学校もこのままが良いだろうという判断になりました。
通学の練習
じゃあ遠いなら遠いで、子供に道を覚えてもらわないといけません。
保育園は徒歩1分と激近だったし、お出かけはほとんど車だったので、
うちの娘は保育園のお散歩以外で歩くという概念はなく、道も殆ど知りません。
しかも学校が指定している登校ルートは、住宅地を縫うように歩くルートで
目印になるような建物もほとんどなく、大人でも道順が分かりにくい所なんです。
ほぼママ友居ないし、近所にどれくらいの小学生が居るのかも分かっておらず、
まずは年長の2~3月の週末は体力作りも兼ねて、一緒に学校まで歩く練習をしました。
しかし・・・行きは歩くが帰りは疲れて歩かない。
グズグズの娘を抱っこして帰る状態のまま、4/1になってしまいました(T-T)
4/1からの学童は、長期休み中なら車で送るのもOKなのですが、
2年生以上が始業式を迎える日からは、安全上の理由によりNGとなります。
私はそのまま駅へ向かうし道を覚えさせるためにも、一緒に歩いて行きました。
いつも向かう最寄り駅とは反対方向なので、往復時間のことを考え夕方のお迎えだけは車で。
お友達はすぐに出来たようなので、娘は楽しそうでした。良かった。
学校が始まってから、時々会うお友達が実はすぐ近くのおうちであることが分かり、
クラスも一緒だったことから、お友達のママさんも一緒に4人で一緒に行くようになりました。
私たちはだんだん送る距離を短くしていきましたが、当時の私は
テレワーク2日+出社1日の割合で出社する日があったため、
出社する日はもう少し学校寄りまで一緒に行き、少しずつ慣れていきました。
・・・のはずが、ある日プチ事件が。
それは運動会の日でした
運動会は5月末の日曜日で、2学年ずつの入れ替え制だったため、
応援を終えた夫と私は先に帰宅していました。
学童ももちろん休みのため、娘は初めて自分の足で帰宅することに。
ところが、いつまで経っても帰ってきません。
ランドセルにGPSを付けていますが、自宅から4~500mの辺りで止まっており、
たまたまそこが保育園のお友達のお宅のすぐそばだったので、
喋りこんでいるのだろうと思っていました(笑)
しかし待てど暮らせど帰って来ない。
心配した夫が、GPSの示す場所まで迎えに出た直後、学校から電話がかかってきました。
「実は〇〇ちゃんがお家の場所が分からないと泣いていると、
ご近所の方から電話がかかってきていまして・・・」
えーっ!^^;
よく考えたら、いつも帰りは車でお迎えだったし、
行きとは違う車の通りやすい道で帰宅していたため違うルートだったんです。
割と道が入り組んでいることもあり、訳が分からなくなったそうです。
結局、自宅から200mほどのところで夫に発見され、
パパに泣きながら抱きついたと、電話越しの実況中継を聞きました(笑)
2年生になっても問題が・・・
2年生になってからはさすがに道を覚え、子供達だけで登校してくれるようになりました。
そうすると今度は、道草をして遅刻するように。
お友達とケンカして座り込んで泣き続けたとか、
2回目以降は〇〇〇虫を探していたとか、小石を探して池に投げ入れて
お祈りしてたとか(別に氏神様がいるような所ではありません)、
様々な道草で1学期だけで7~8回遅刻しましたかね・・・(白目)
まあ子供たちは時計を持っているわけではないので、
夢中になると時間を忘れてしまうのでしょうけど。
GPSはアプリからメッセージを送れる物にしているため、
細目に位置情報を確認して遅いときはメッセージを送る日々。。。
その度に帰宅してから注意していました。
実は、3年生になった今でも道草はしているようなのですが、
遅刻はパタっとなくなりました。
早く学校へ行くと、その分授業前に遊べる時間があることが分かったので、
家を出る時間が7:30頃と早くなったんです。
GPSはまだ確認しますが、メッセージを送ると急いでくれるようになりました。
まあ、それでも4~50分かかるときもありますけど・・・
遅刻しなければ何でもいいやと思うようにしています(笑)
帰り道もいろいろあります
年に数回ある土曜授業の日や、学童を退会した後などは自分で帰宅しないといけません。
登校時に道草するということは、下校時もまっすぐ帰ってきません・・・。
住んでいる場所により登校ルートが決められているのに、違うルートを通ったり。
万が一事故に巻き込まれた場合に保険がおりないので絶対ダメだと、かな~り注意しました。
学校でも先生から言われてるはずですが、もう都度注意するしかないんですよね。。。
夏が近くなると増える問題
もう1つ、子供に気を付けてもらわないといけないことがあります。
それは・・・不審者からの声かけ。
うちの子も一度声を掛けられたことがあります。
その時は冬だったのですが、娘ののんびりすぎる歩みにお友達をしびれを切らして
置いて行かれてしまったときに、「飴いる?」と声を掛けられたんだそうです。
「飴キライだから要らない!」とちゃんと逃げたそうですが、
好きなお菓子でも貰っちゃダメ!!!っということはしっかり注意しました(笑)
学校の先生にもすぐに報告したようで、先生から私は報告を受けたんです。
その日は怖がってた娘を心配してくれた同級生が
家の近くまで送ってきてくれたのですが、その後1週間くらいは
途中まで一緒に登校して、声を掛けてきた人がいるか目を光らせました。
そしたら娘が声を掛けられたのと同じ曜日に、その人を見かけました!
念のため学校と交番にも報告はしました。
もしかしたら散歩をしているだけで、泣いてる娘を心配して声を掛けてくれただけなのかもしれません。
その辺の線引きは難しいところですね。。。
警察からの助言もあり、なるべく一人にはならないように言い聞かせています。
ただ、こういう事は夏になると増える傾向にあり、
登校時だけでなく下校時に声をかけられた人もいます。
福岡県では、警察メール配信システム(ふっけい安心メール)というものがあり、
それに登録すると指定した地域で発生した事件や不審者情報が届きます。
大人が目を光らせて見守るだけでも、抑止力になるそうです。
恐らく他の県でもきっとあるはずですので、ぜひ登録してみてください!
子供だけで登校するシステムは日本だけ
私たちはこの環境で育っているので当たり前だと思っていますが、
実はスクールバスもなく子供だけで登校するのは、日本だけだそうです。
私は結婚するだいぶ前、ワーキングホリデーでカナダに滞在したことがあるのですが、
カナダでは18歳未満の子供が外に出るときには、
大人が付いていなければならないと法律で定められています。
アメリカでも州により年齢が違うそうですが、同じような法律があります。
公園など外で遊ぶ時も、子供だけというのはNG、
子供だけで家で留守番させるのも罪になってしまうんです。
これは過保護だからではなく、万が一誘拐などされてしまった場合、
身代金目的などの理由ははほぼ無く、生きて帰ってくる事がほぼゼロだからだそう・・・。
親が仕事などで出来ない場合は、必ずシッターを雇っています。
日本は治安は良い国ではありますが、犯罪に巻き込まれてしまった事件がゼロなわけでもないし、
気を付けるポイントを日頃からお子さんと話すようにした方が良いですね。